ただのじゃんけんがひどく楽しかったこと

いつものメンバーとボードゲームを遊ぶと、終わった後に反省会と称して飲みに行くことが多いです。その席でやった焼き鳥争奪のじゃんけんがとても楽しかった、というお話です。

焼き鳥争奪ゲーム

コンポーネント
  • 5種類の焼き鳥の串がそれぞれ2本ずつ計10本
プレイヤー数
  • 5人
勝利条件
  • それぞれのプレイヤーが自分が食べたい串を可能であれば1本全部食べること。
  • それが不可能な場合は少なくとも1口は食べること。
ゲームの進め方
  1. 5人全員でじゃんけんをする。
  2. じゃんけんに最後まで勝ち残った1名が串を1本とる。
  3. そのプレイヤーの左隣のプレイヤーから時計回りに1本ずつ串をとっていく。
  4. 1周したところで残り5本の串を全てばらしてみんなで食べる。

条件はこれだけですが、みなゲーマーなので異様な盛り上がりを見せました。即座に交渉が始まり、自分が食べたい串や、じゃんけんで自分が出す手を宣言するプレイヤーが現れました。席の位置関係によって同盟の申し出や恫喝が飛び交い、もはや焼き鳥などどうでもよくなりました。
交渉が落ち着くのを待ってじゃんけんを行いました。あいこになる度に感嘆の声が上がり、また交渉が始まり・・・を繰り返し、最後の2名の勝負の時まで交渉は続きました。終わってみればみんなちゃんと自分が食べたかった串を食べれていて、なあんだ〜となりましたが、そこに至るまでの過程がとてもとても楽しかったです。
普段ゲームをしない人と同じ事をやってここまで盛り上がるのは難しいだろうなと思いつつ、何とかシステム側で自動的にこのような交渉が始まるゲームが作れないものかと考える日々です。